福島県から北海道に移住した。
生まれも育ちも福島県である私と妻が北海道に移住することになろうとは、考えてもみなかった。
Step1> 三人の息子の次男が北海道内の大学に進学し、在学中に突然道内在住の女性と結婚して道内の企業に就職 ー
Step2> 東北地方の大学を卒業した三男が、旅行で訪れた兄夫婦の住む北海道の自然に惚れ込んで道内企業に就職 ー
Steo3> 東北地方の大学を卒業してミュージシャンとして東京や大阪を拠点に活動するなかで大阪出身の女性と結婚した長男が、二人の兄弟が住む北海道の公立学校に講師として就職 ー
「あらら??」
気が付いたら、私たち夫婦二人が福島に取り残されたような状況になっていた。
息子たちは全員今後とも北海道内に暮らし続けるだろうし、今後のことも考えると近くに住んでいた方がお互いに何かと都合が良い。私たち夫婦の両親は四人とも鬼籍に入っているし、引き継がなければならない土地などもなく身軽といえば身軽だ。
さらに、道内での起業を準備する次男夫婦から、三人の子どもの世話などを手伝ってほしいと当てにされたこともあった。
そんなわけで、引越し作業は費用の安い時期に行うことにして、とりあえず必要な家具類を運ぶ算段をつけてから、まだ雪の残る3月に次男夫婦が住む賃貸マンションの部屋に転がり込んだ。